食いしばりとは?
食いしばりとは、無意識のうちに強く噛みしめてしまう状態 のこと。
特に多いのは次のような場面です。
- 睡眠中
- スマホ・PC作業中
- 緊張しているとき
- 集中しているとき
- 運転中
- 育児や家事で忙しいとき
自分では気づかないうちに顎に力が入り、長期間続くと全身に影響が広がります。
食いしばりが引き起こす不調
● 顎・口周りの症状
- 顎関節の痛み
- 口が開けにくい
- カクッと音が鳴る
- 歯の痛み・知覚過敏
- 歯ぎしり
● 頭・首・肩の症状
- 偏頭痛
- こめかみの痛み
- 首の張り
- 慢性的な肩こり
- 目の奥の痛み
● 全身の不調
- 自律神経の乱れ
- 不眠
- 倦怠感
- 集中力低下
- 姿勢の崩れ
食いしばりは「顎だけの問題」ではなく、全身の緊張と深く関わっています。
食いしばりが慢性化した場合に起こること
慢性化すると、症状はさらに広がり、深刻化します。
① 顎関節症へ進行
- 口が開かない
- 顎の痛み
- 関節の引っかかり
- 咀嚼の不調
顎関節は繊細なため、慢性的な負荷に弱いのが特徴です。
② 歯のトラブルが増える
- 歯のすり減り
- 歯の根元が欠ける(アブフラクション)
- 歯周病の悪化
- 歯の揺れ
歯科医が「食いしばりが原因です」と説明するケースが増えています。
③ 頭痛・偏頭痛の慢性化
側頭筋・咬筋の緊張は、偏頭痛の大きな原因になります。
④ 首こり・肩こりが治らない
顎の緊張 → 首肩の緊張 → 姿勢の崩れ
という悪循環が続きます。
⑤ 自律神経の乱れ
- 不眠
- 動悸
- 息苦しさ
- 不安感
睡眠中の食いしばりは、脳が休めていないサインです。
⑥ メンタル不調の悪化
東洋医学では、これは 「肝気の滞り」 と呼ばれ、ストレスが身体に溜まっている状態と考えます。
東洋医学からみた食いしばりの原因
東洋医学では、食いしばりは 気・血・水の乱れ や 五臓のアンバランス が関係すると考えます。
① 肝(ストレス・気の巡り)
- イライラ
- 緊張
- 不安
- のどの詰まり
肝が滞ると、身体のどこかに力が入りやすくなり、顎に現れやすくなります。
② 脾(胃腸・筋肉)
- 胃腸の弱り
- 筋肉のこわばり
- 疲れやすい
脾が弱ると、筋肉が硬くなり、顎の緊張が強くなります。
③ 腎(生命力・睡眠)
- 深い眠りが取れない
- 疲労が抜けない
- 不安感
腎が弱ると、睡眠中の食いしばりが増えやすくなります。
鍼灸が食いしばりに向いている理由
鍼灸は、食いしばりの根本原因にアプローチできます。
● 顎周りの筋肉をゆるめる
咬筋・側頭筋の緊張を直接緩和。
● 自律神経を整える
副交感神経が高まり、ストレスによる緊張が軽減。
● 肝の気を巡らせる
イライラ・不安・緊張が和らぎ、顎に力が入りにくくなる。
● 胃腸を整え、筋肉のこわばりを改善
脾が整うと、全身の筋肉が柔らかくなります。
● 睡眠の質を改善
深い眠りが増えることで、睡眠中の食いしばりが減少。
鍼灸治療の流れ(例)
- 問診:ストレス・睡眠・姿勢・生活習慣を丁寧に確認
- 全身調整:自律神経を整えるため、手足・背中・お腹に鍼
- 局所治療:顎・側頭部・首肩の筋緊張を緩める
- お灸:冷えや疲労が強い場合に温熱刺激
- 生活アドバイス:呼吸法・姿勢・セルフケアを提案
日常でできるセルフケア
- 深い呼吸
- こめかみ・咬筋の軽いマッサージ
- 寝る前のストレッチ
- スマホ時間を減らす
- 温かい飲み物でリラックス
- 完璧を求めすぎない
小さな習慣が、食いしばりの改善につながります。
まとめ
食いしばりは、顎だけでなく、
頭痛・肩こり・自律神経の乱れ・睡眠の質の低下・メンタル不調
など、全身に影響が広がる症状です。
東洋医学では、
- 肝(ストレス)
- 脾(胃腸・筋肉)
- 腎(生命力・睡眠)
のバランスが崩れることで起こると考えます。
鍼灸は、
- 筋緊張の緩和
- 自律神経の調整
- 気血の巡り改善
- 睡眠の質向上
といった作用により、食いしばりの根本改善をサポートします。
「クセだから仕方ない」と諦めず、
身体の声に耳を傾けることが改善への第一歩です。
ブログカテゴリー
月別アーカイブ
- 2026年1月
- 2025年12月
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
基本情報
| 住所 | 〒860-0811 熊本県熊本市中央区本荘 4-10-20 U-village本荘1F |
|---|---|
| 予約 |
当院は完全予約制の鍼灸院です。ご来院の際は、事前にご予約をお願い致します。 施術中は電話に出ることができません。現在、多くの方にご利用いただいていることもあり、 お電話が留守番電話になる場合がございます。 その際は、「お名前」「お電話番号」「ご相談の内容」をメッセージに残してください。確認後こちらから折り返しご連絡いたします。 ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 |
| 電話 | 096-373-7272 |
| 営業時間 | 平日・日曜 9:00 – 21:00 土曜・祝日 9:00 – 14:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| その他 | 当院は完全予約制の自律神経専門院です。ご理解の上、ご来院ください |