子どもの運動機能が低下しています
ロコモティブシンドロームをご存じですか?
ロコモティブシンドロームとは、運動器が低下した状態(運動器症候群)を指します。
以前は40代以降の中高年の問題でしたが、今は小中学生に増えています。
子どもロコモティブシンドローム(以下、子どもロコモ)と呼ばれます。
小学生で多い相談が、
・床掃除でしゃがむ事ができない
・廊下で人によくぶつかる
・軽い転倒で骨折する
などです。
問題ない人からすると、なぜ?と思いますよね。
しかし、多くの小中学生にこのようなトラブルが増えています。
最近の調査では、幼稚園・小学生・中学生の40%が子どもロコモの可能性があると言われています。
あなたのお子さんは大丈夫ですか?
子どもロコモのチェックをしてみましょう。
・両手をのばして、片足立ちが5秒できる
・踵をつけてしゃがむ姿勢ができる
・膝を伸ばしたまま、カラダを倒して床に指がつく
これらが、きちんと出来ているお子さんは大丈夫です。
逆に、1つでも当てはまる場合はご注意ください。
子どもロコモの可能性が高いです。
運動の習い事をしている子どもは大丈夫?
今は個別スポーツの指導が増えています。
幼少期から始める人も多くなりました。
小学生でも平日練習、休日大会に参加する子がたくさんいます。
なにかスポーツを習うと、反復練習を行いますよね?
反復練習はもちろん大事です。
同じ動きを繰り返す事で、脳もカラダも学習します。
動きがスムーズになり、その動作は上達します。
しかし、気を付けないといけないこともあります。
幼少期にトレーニングをすることで、筋力は簡単に増加します。
これにより、筋力は高いが柔軟性が低い子どもが増えました。
子どもロコモは、運動が苦手な子ども、運動不足の子どもだけの問題ではありません。
習慣的に運動を行うお子さんにも関係します。
それは柔軟性の低下が大きな要因の一つです。
今はフィジカルトレーニングや体幹トレーニングが流行っています。
どちらもいいトレーニングですが、幼少期に行うときはご注意ください。
幼少期の専門的なトレーニングは、その後の運動能力が偏りやすい傾向があります。
幼少期は色々な運動、スポーツ、遊びを行いましょう。
体力測定が実年齢より3歳低くなってきた
今は小学生でも「肩こりがある」「腰痛がある」「眼精疲労がある」「不眠できつい」といいます。
子どもロコモの大きな要因は、
①運動環境の変化
②柔軟性の低下
③姿勢不良の増加
があります。
・運動環境の変化とは、子どもが外で遊ぶ時間が低下した事です。
放課後や休日は習い事がある、家の中で遊ぶ、遊ぶ場所が減った事が原因です。
・柔軟性の低下とは、色々な遊びをする機会が減ってしまい、身体の柔軟な動きが減少した事です。
限定的な動きを強化する運動、筋力アップ主体のトレーニング、著しい運動不足などが原因です。
・姿勢不良は、椅子に座った時などに、自分の姿勢を保てない事です。
スマホやパソコン画面を見る時間の増加、姿勢保持の筋力の低下、睡眠不足による疲労蓄積などが原因です。
公園で遊ぶ時間が減り、習い事やゲームの時間が増えました。
運動する子どもと、しない子どもと極端になっています。
運動不足は筋力の低下に繋がります。
子どもの姿勢は、親の姿勢です。
子どもを注意する前に、まずは自分の姿勢も注意しましょうね。
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