【顎関節症と歯ぎしり】マウスピース治療の現実

顎関節症はマウスピースで治らない

最近若い女性で、顎関節症のご相談が増えています。

顎関節症は女性の割合が高く、10代後半からのご相談もあります。

・口を開けにくい

・口を開けるときに痛む

・噛むときに痛む

・口を動かすと音がする

・朝起きると顎が痛い

これらに思い当たる人は、顎関節症の可能性があります。

 

寝ている時に食いしばりや歯ぎしりをする人は、すでに顎関節症か顎関節症予備軍の可能性が高いです。

食いしばりや歯ぎしりは、顎関節に大きな負担をかけます。

 

顎関節症でマウスピースをする人も多いですが、根本的な治療ではありません。

マウスピースをすることで、歯と歯の接触は防げますが、圧力がなくなる訳ではありません。

歯の先にかかっていた圧力が、歯の根元に変わっただけです。

 

マウスピースをしても、顎関節症が良くなる訳ではありません。

逆に歯肉部分の負担が増えるので、歯茎が下がるスピードが早くなります。

 

歯ぎしり・食いしばりが強い人で、マウスピースをしている人はご注意ください。

そのままでは、どんどん歯茎が下がっていきますよ。

 

正しい顎関節症の治し方とは

顎関節症をマウスピースだけで、治すのは難しいです。

軽い顎関節症であれば、マウスピースの使用で負担を軽減するのは可能です。

しかし、顎関節症の大きな負担を軽減しないと、治ることは難しいです。

 

顎関節症の大きな要因は、

・猫背やストレートネック

・ストレスによる過度の筋緊張

・長期の睡眠不足

などになります。

これらを見落としていては、顎関節症は治りません。

 

側頭筋や咬筋など顎周りの筋肉を緩めているのに、顎関節症が治らないのはこのためです。

側頭筋や咬筋の筋緊張を取るのも、もちろん大切です。

 

しかし、その筋緊張する原因を取らなければ、また繰り返しますよね。

猫背やストレートネックからくる、顎関節症の負担は大きいです。

姿勢が悪いままでは、顎関節症にかかる負担は取れません。

 

長期の睡眠不足も同じです。

カラダは寝ている時に修復します。

いい睡眠を取らなければ、カラダを治すことは出来ません。

 

いい睡眠は睡眠時間の長さではありません。

カラダを治癒する、質のよい睡眠を取ることです。

 

顎関節症を治す行動に変えていく

顎関節症が酷くなると、食事の楽しさがなくなります。

また顔の歪みや自律神経の乱れも出てきます。

顎関節症は顎だけの不調ではありません。

 

最近はスマホを見る時間が増えて、スマホ首になる人が多いです。

首が正常な位置から、前方にずれると5~6倍の加重になります。

頭の重さが5~6キロなので、30キロ近い加重になります。

 

スマホを見ている時は、頭に30キロ載せていることを思い出してください。

今日の行動が習慣となります。

今日から意識して、行動を変えていきましょう。



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