DMNとは
デフォルト・モード・ネットワーク(以下DMN)とは、リラックス状態の脳の活動状態を指します。
近年の脳科学の研究で、何かに集中している時よりリラックス状態のほうが、脳のエネルギーを消費していることが分かってきました。
脳のエネルギー割合は、何かに集中している時は5%、DMN時は75%、修復などに20%が消費しています。
つまり、何かに集中している時より、リラックス時のほうが脳は忙しいのです。
今までDMNは頭がボーとした状態で、脳が休息していると思われていました。
実際は脳内の情報の整理を行っており、ものすごくエネルギーを消費していたのです。
色々なひらめきが生まれやすいのが、この状態だったのです。
DMNのスイッチがオンの状態は、脳機能として重要です。
脳の情報を整理したり、何かあった時にすぐに反応できるように、脳のアイドリング状態になっています。
DMNには重要な役割がありますが、過剰なオン状態はデメリットもあります。
DMNオン状態では、脳のエネルギー消費が莫大となります。
基本モードでも、脳のエネルギー消費の75%を占めています。
その時間が増えると、どうなるでしょうか?
エネルギーはすぐに枯渇してしまい、脳の機能が低下してしまいます。
脳の機能低下は、脳疲労など様々なトラブルに繋がります。
オン状態が続くと思考の整理がうまくできず、不安な考えが繰り返しやすくなります。
ネガティブな思考に振りまわれていませんか?
脳がうまく働かない気がすることはありませんか?
DMNのスイッチがオフの時は、脳のエネルギー消費が抑制されます。
何かに集中している時は、オフモードになります。
過剰なオン状態を抑制するために、オフの時間は大切です。
つまり両方の時間を、うまく使うことが大切になります。
あなたは脳の切り替えが出来ていますか?
マインドフルネスでDMNをコントロールする
マインドフルネスをご存じでしょうか?
簡単にいうと、いまの状態に心を向けることです。
スマホの普及で膨大な情報量が手に入るようになりました。
いつでも簡単に見れるので、脳の情報整理が追い付かない状態です。
そんなお疲れの脳をリフレッシュするのが、マインドフルネスです。
マインドフルネスの手段として、よく用いられるのがめい想です。
めい想の主な効果としては、
・脳のリフレッシュ
・ストレスの軽減
・集中力の向上
などがあります。
過剰なDMNのエネルギーは、脳を疲弊させます。
めい想を行うことで、脳のオーバーヒートを防ぎます。
めい想はどこでも出来ます
めい想は静かな所で、こっそりする必要はありません。
朝起きたとき、仕事に行くときなどにも出来ます。
簡単にできるものですと、食事めい想やウオーキングめい想があります。
食事めい想とは、食べることに集中するめい想です。
・見た目
・味
・感触
などに集中して食事を行います。
ウオーキングめい想とは、歩くことに集中するめい想です。
・筋肉の動き
・関節の動き
・足の感覚
などに意識を集中させます。
目の前の1つのことに、集中していること。
これだけです。
普段色々なことを考え過ぎている人は、試してみてください。
脳がスッキリするのが実感できると思いますよ。
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