【神経発達症しってる?】苦手なことを理解する

ワーキングメモリーが関係している

自分のお子さんが

・自分の考えをうまく伝えれない

・ものを片付けるのが苦手

・順序立てて行動できない

この様なことで、お困りではありませんか。

 

神経発達症の子は、このような事が苦手な傾向があります。

その原因の一つに、ワーキングメモリーが弱いことが関係します。

ワーキングメモリーとは、脳の一時的な記憶保存機能です。

これが弱いことで記憶の保存がうまく出来ません。

 

あなたは家族に、

「部屋の片づけしてね、部屋が汚れているでしょ」

と言われたら、どうしますか。

 

定型発達の場合は、部屋の片づけを始めるでしょう。

しかし、ワーキングメモリーが弱いと

文章の後半部分の「部屋が汚れているでしょ」

の語句だけが、印象に残ってしまいます。

 

そうすると、部屋の掃除をすることはありません。

ワーキングメモリーのことを理解していないと、この子はただ片付けができない子と思われてしまいます。

 

体験からの学びが苦手

学校に通いだすと、次のような行動が増えてきます。

①授業中に座っていられない

②聞き逃し、忘れ物が多い

③部屋が散らかっている

実はこれらも、ワーキングメモリーの弱さが関係します。

 

授業中でも動いてしまうのはなぜか?

→何か気になると、そちらに意識がいって動いてしまう。

 

 

聞き逃し、忘れ物が多いのはなぜか?

→文章が長くなると、覚えることが断片的になる。

→言葉のスピードが早く感じて聞き取れない。

 

 

部屋が散らかっている

→掃除してても興味が移り、中断してしまう。

 

 

神経発達症の子は、体験から学ぶことが苦手です。

経験したから学習した訳ではありません。

 

同じような場面でも、同じように感じないのです。

「時間がたてば慣れてくるでしょう」は間違いです。

 

感覚過敏に注意して

神経発達症の子は、感覚過敏なことも多いです。

 

聴覚過敏があれば、音や声などが聞こえ過ぎて疲れる。

視覚過敏があれば、光や色が見え過ぎて疲れる。

触覚過敏があれば、触るとイヤなものがあって疲れる。

味覚過敏があれば、気持ち悪く感じる食べ物があって疲れる。

嗅覚過敏があれば、においを感じすぎて疲れる。

 

この様なストレスを感じながら、生活しているかもしれません。

 

神経発達症の子は、身体の特性を抱えていることも多いです。

まずは、お子さんが何に困っているのかを考えていきましょう。

 

何度も繰り返すのは、その子の理由があります。

そのことを無視して、大人がしてほしい行動だけ教えるのは解決になりません。

 

本人の気持ちを見ずに、理想の行動を押し付けていませんか。

子どもが無理して、いい子を演じていませんか。

 

まじめな子ほど、無理をして頑張ってしまいます。

頑張って頑張って疲れてしまった時は、まずはゆっくり休ませてください。



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